2013年6月 治安・安全情報 (在リヨン出張駐在官事務所より)

在リヨン出張駐在官事務所からのお知らせを転載します。

最新情報・詳細はこちらをご覧ください。
在リヨン出張駐在官事務所 治安報告書
http://www.lyon.fr.emb-japan.go.jp/jp/chian_anzen.html


治安・安全情報(リヨン及びローヌアルプ州)
平成25年(2013年)6月
在リヨン出張駐在官事務所


目次
1. 今月の安全・防犯のポイント
2. 在留邦人の被害事例
3. 地区別治安情報収集結果(新聞 Le Progrès 紙より)
4. 今月リヨン及びローヌアルプ州で発生した事件(新聞 Le Progrès 紙より)
1 窃盗犯罪事件
2 粗暴犯罪事件
3 凶悪犯罪事件
4 知能犯罪事件
5 その他の事件
6 テロなどに関する一般治安情報
5. 今月の出来事
1. 今月の安全・防犯のポイント
身につけている貴金属の盗難事件
やっと天気も夏らしくなり、開放的な気分になりがちだが、今月は道を歩いていて身に付けて いる貴金属を無理やり、そのまま剥ぎ取り盗まれる事件が続発している。被害者は老人や女性 だけに限られておらず、警察では数人のグループによる犯行で暴力的に引き奪っていく泥棒達 の目を引かないように、高価な貴金属を身に付けて外出しないよう、市民に呼びかけている。
夏休みバカンス中の空き巣に注意
夏休みで、バカンスの間自宅を留守にする機会が増えるが、この時期は空き巣に狙われないよ うに特に注意したい。できれば近所の親しい人に留守にすることを伝え、郵便物などがたまら ないよう、また怪しい人や車がいないか注意してもらう。また、最寄りの警察にあらかじめ届 出を出して定期的にパトロールしてもらうことも可能なので、希望する場合はフランス内務省 のサイト(http://www.interieur.gouv.fr/Actualites/L-actu-du-Ministere/Operation-tranquillite-vacances- 2013)を参照の上、届出用紙をダウンロードして申し込むことも対策である。
偽造品取引に関して、税関から忠告
世界的ネットショッピングの爆発的拡大の影響で、以前は高級ブランドに限られていた偽造品 市場が、現在ではすべての分野に広がっている。税関で押収される3割の偽造品は、インター ネット上での売買品。そのため税関では、インターネットで商品を買う場合には注意をするよ う呼びかけている。健康上に問題を生じかねない格安の医薬品、熱を発し解けてしまう携帯電 話のバッテリー、ニッケルの含有率が異常に高い貴金属などは健康上も危険である。更に、偽 造品を買った為に罰金(商品の値段の1~5倍の金額)や3~10年の禁固刑になるおそれが あるため、注意する必要がある。
ATM 現金自動引出機爆破事件の頻発
アン県において、過去2ヵ月半に ATM 現金自動引出機がガス爆破される事件が 15 件も発生し ている。
2. 邦人の被害事例
6月20日、短期旅行中の若い日本人男性が、パリで泊まったユースホステルで虫に刺された ようだと、当事務所へ相談に訪れた。本人がこれは南京虫ではないかとのことで、その刺され た跡を見たところ、最近世界中でも問題になっている punaises des lits(bed bug / 南京虫・床 虫)による痕跡の様だった。フランス厚生省のサイト(http://www.sante.gouv.fr/punaises-de- lits.html)にも取り上げられている。数十年前に殺虫剤によりほとんど根絶していた南京虫だが、 薬剤耐性を身に付けた虫が、世界中で1990年代後半から大発生し、アメリカなどでも観光 業界に大打撃をあたえているとのこと。刺された 1~2日後に激しい痒みが発生するが数週間 で消える。駆除方法としては、身に付けていた洋服など、すべてを温度 55 度以上で洗濯し、ス ーツケースなどの鞄などにも虫が付いている可能性があるので、洗えない場合には処分するほ うが懸命だろう。自宅などに持ち込んでしまうと駆除が大変であるため、持ち込まないように 注意することが必要。これからバカンスシーズンでもあり、旅行をして宿に泊まる場合にはベ ッドをあらかじめ良く観察する(シーツやマットレスに黒いシミなどがないか、また成虫は 5 mm 程度なので見える)ことも予防対策として考えたい。
4.今月リヨン及びローヌアルプ州で発生した事件(新聞 Le Progrès 紙より)
1 窃盗犯罪事件
5月28日、Saint-Symphorien-d’Ozon 市の警察が8ヶ月間の捜査の結果、盗難バイクやスクータ ー、自転車など密売人ネットワークに属する、ローヌ県内在住の10人の者が同時に逮捕された。 この10人はいずれも盗難や隠匿でこれらの密売にからんでおり、高級車の車輪のリムなどの部品 も密売していた。
5月30日、リヨン市第7区の地下鉄 Jean-Macé 駅で、16歳の若者が14歳の若者の携帯電話を 奪い取った為に逮捕された。
6月5日早朝、Saint-Genis-Laval 市 des Collonges 通りにある ATM 現金引出機が爆破された。目撃 者によると犯人は最低3人で、待っていた車に乗って逃亡したとのこと。被害額は調査中。
6月4日午後5時半ごろ、リヨン市第8区の Ludovic-Arrachat 通りに在住の85歳の女性が、建 物から出てきたところを2人組の何者かに押され、身に付けていたネックレスを奪いとられた。 3時間後、同じ通りで、80歳代の男性がガレージに入ろうとした時、自転車にのった2人の若者 が飛び出して来て、ペンダントのついた金のネックレスを奪い取っていった。
同日、Vaulx-en-Velin 市の Dimitrov 通りでは、49歳の女性が道で脅され、15歳ぐらいの若者 2人から金のネックレスを奪い取られた。
6月7日早朝、アン県の Belligneux 市と la Valbonne 市にある ATM 現金引出機が続けてガス爆破さ れた。また、そのあと Trévoux 市にある la Caisse d’Epargne 銀行も同様に爆破され建物や機材の 大きな被害をうけた。現金の被害額は不明。
6月9日の午後、リヨン市第2区では、79歳の女性と61歳の男性が、ATM 現金引出機から引き 出した20ユーロを、近づいてきた4人の若者に引ったくられた。この4人は14歳から17歳の 未成年浮浪者で、その後逮捕された。
6月10日午前9時半頃、リヨン市第3区に在住する90歳の女性宅に、偽の水道局職員が水道管 の検査と理由をつけて自宅内に入り、その後偽の警察官が訪れて、女性の貴金属を盗んでいった。
6月10日午後7時ごろ、Villeurbanne 市の la Viabert 通りにあるアパートに外壁をよじ登って窓 から侵入し、テレビや腕時計などを盗んでいった34歳の男が警察に逮捕された。
6月11日午前10時ごろ、リヨン市第6区の年配の女性宅に、若い女2人組が女性を騙して押し 入り貴金属を盗んで逃亡した。この2人は、買い物をしていた老女に目をつけて Garibaldi 通りの 自宅まで後を付け、建物の中に後から入り込み、荷物を運ぶ手伝いをするといって話しかけた。そ のあと1人が喘息発作の振りをして老女に医者を呼ぶ為電話をさせている間に、貴金属を盗んでい った。
6月13日午後3時ごろ、リヨン市第8区の Philippe Fabia 通りで、66歳の女性が歩いている途 中、知らない男に金のネックレスを無理やり引き奪われた。犯人はそのまま逃亡した。
6月13日昼ごろ、Villeurbanne 市の Emile Zola 通りにて、大量の積荷をしているトラックを警 察が見かけ確認調査をしたところ、20 m3 貨物車の中には、大量の新品車部品とナンバープレート作成機が見つかった。警察ではすぐに5月11日と13日に Vaulx-en-Velin 市でおきた車部品業者 宅での空き巣事件との関連を見つけて取調べを開始した。被害額は約 50 000€。拘留されたトラッ クの運転手は、ジプシーから 4 000€で購入したもので転売しようと思っていたと供述している。
6月18日早朝、リヨン市第9区 Arloing 岸沿通りにある食品店に、24歳の男が空き巣に入ろう としたが、ガラスを割って入ったところ金属のシャッターに遮られ侵入できず、その間に目撃者が 警察に通報していたため逮捕された。
6月18日朝、リヨンとその近郊の町で、6ヶ月前から捜査が行われていた盗難車捜査の結果、4 件の盗難車保管・解体のための車修理工場ガレージが絡む自動車部品の密売網の関係者が7箇所で 同時に逮捕された。過去2年間で200台以上の車が盗まれており、それらの部品が現場から見つ かった。
6月20日夜中、リヨン市第6区の Maréchal Lyautey 広場で、21歳の若い女性のハンドバック を暴力的に奪い取った14歳の若い男が逮捕された。
6月21日、リヨン市第9区で26歳の女とグルノーブル在住の24歳の男が逮捕された。グルノ ーブル在住の87歳の老女の郵便物から盗んだ小切手帳から小切手2枚を使用し、女が自分の銀行 口座に入金していたことが判明したため。
6月22日、Villeurbanne 市の地下鉄駅 Cusset 駅近くで、40歳代の女性が若い男から襲撃を受 け、ハンドバックを盗られた。犯人は逃走した。
6月25日、イゼール県の Vienne 市のショッピングセンター内 Leclerc 店内でグループ盗難をした 21歳~22歳の3人のリヨンの若者が警備員に捕まった。この男達は、店内から USB キー45 個とハードディスク、合計額約 1 300 euros のものを持ち去ろうとしていた。
6月25日、Villeurbanne 市で15歳の若者が同い年の共犯者とともに一軒家に空き巣に入ったと ころを現行犯で逮捕された。取調べで、この若者は他にも不法侵入で盗みを働いていることを自白。 ベンツの車が停まっているのを見かけた家に忍び込み、鍵を奪って車を盗み、建物の地下駐車場に 隠していた。
6月25日早朝、アン県 Replonges 町にある Crédit Agricole 銀行の ATM 現金引出機がガス爆破さ れた。近所の目撃者によると、3人の犯人達は現金の入ったケースを持ち去ったらしいとのこと。 近くの村で盗まれた車 Renault Twingo が町の広場に乗り捨ててあった。大きな器材の被害となっ た。
6月27日朝2時ごろ、アン県でまた、Culoz 市にある ATM 現金引出機がガス爆破された。機械に 穴を開け、そこからガスを注入して爆破させる手口はこのところアン県で続けておこっている事件 に似ている。今回は爆発音で数人の隣人が目を覚ました程度で済んでいるが、爆発により近隣に被 害が広がる可能性もあり危険である。被害額は不明。アン県ではこれで、過去2ヵ月半に ATM 機攻 撃事件が15件に上る。
警察では、スイスにある高級腕時計会社数社に対して窃盗を繰り返していた、Feyzin 市出身の窃盗 集団を摘発した。警察は Corbas 市内の建物の地下駐車場に高級車 Bentley を見つけ、そのほかに もシャンペン、ドイツ高級車の車輪リムなど多数があることを偶然発見した、これらが全てがスイ ス国内で起きた盗難品だということから、DNA 鑑定や指紋などの調査取調べをおこない、Feyzin 市出身の20歳から37歳の11人の容疑者達の身元を聞きだした。警察ではスイスの高級腕時計会 社6社で夜間におきた、被害額約250万ユーロの空き巣事件の犯人グループとみており、家宅捜 索でも盗難品のいくつかが見つかっている。
2 粗暴犯罪事件
5月29日、リヨン市第3区にある57歳のレストラン経営者が逮捕された。4人の客と口げんか となり、そのうちの一人の男性の頭を、肉屋用の刃物でたたき全治10日間の怪我を負わせた。
5月30日、Rochetaillee Sur Saone 市ソーヌ河沿いのたばこ店兼バーに4人の覆面と手袋をした 男が押し入り、銃とナイフを持ったこの犯人達は店主に金庫を開けるように要求した。この金庫は 使われていなかったが、そのまま店主を店の裏に連れ込み二度にわたってなぐりかかった。銃は偽 物だったが、結局レジの現金を奪って、待っている車に乗って逃亡した。
5月30日、リヨン市第3区の Victor Augagneur 通りで20歳の男2人が逮捕された。この犯人 達は、その前に第2区の Louis Pradel 広場で 16 歳の若者を暴力的に殴りつけ、地面に倒して携帯 電話を奪い取っていた。この犯人達はこの他にも3台の盗難携帯電話を所持していた。
6月 1 日早朝2時半頃、Solaize 市のロータリーで、アルコールテストと職務質問を目的とした警察 の検問を、一台の車がスピードを出して突き破り逃走した。この際、警察官がひとり腰と足に怪我 を負った。
6月1日午後10時半頃、リヨン市第3区の Feuillat 通りで若者が、未成年を含む2人の男達から、 ナイフと催涙ガスで脅しをうけ、携帯電話を盗まれた。犯人達はその後すぐに逮捕された。
6月5日、リヨン市第1区のケバブレストランで、盗難小切手と盗難身分証明書でケバブを購入し ようとしていたブルキナファソ人が逮捕されていた。この小切手はその数時間前に女性をナイフで 脅して盗んだものだった。
6月7日、地下鉄 A 線の CUSSET 駅で、帰宅途中の41歳の男性が、大麻を吸っていた2人の男 に火を消すように注意したところ、その2人から激しく足蹴りをうけた。
6月8日午後9時ごろ、Villeurbanne 市の Charpennes 周辺で、20歳の男性が近づいてきた未成 年男女二人連れにナイフで脅され、携帯電話とヘッドフォーンを奪い取られた。午後10時45分 頃リヨン市第3区の la Villette 広場あたりにこの二人連れが現れ、トラムの中で運転手と2人のト ラム警備員を殴ったために警察に拘留され、連れの女性の鞄の中から携帯電話などが見つかった。
6月9日夜、Pierre-Bénite 市で行われていた交通検問を破って警察の車2台に衝突し、3人の警官 に軽症を負わせた男が逮捕された。この男は酒気を帯びており、結局 Vienne 市まで逃げたところ で警察につかまった。その後の調査で、この男が乗っていた車は、9日にイゼール県でカージャッ キング盗難されていた車だったことが判明した。
6月12日午前9時半頃、Villeurbanne 市の Emile Zola 通りにある建物の入り口で、老女が身に 付けている貴金属を剥ぎ取られた。男は老女に話しかけ、振り向いた際にネックレスを剥ぎ取り、 財布も奪って逃走した。
6月12日、リヨン市第1区 Tobie-Rabatel 広場のあたりを走っていた市バス C13 番が鉛銃弾の標 的となった。詳しい状況は判明していない。銃弾3発は車体を貫通していなかったが、窓ガラスが割れた。運転手や約20名の乗客に怪我はなかった。
6月12日、リヨン市第6区 Vauban 通りで車を炎上させた27歳と44歳の男が2人逮捕された。 27歳の男は覚醒剤を所持していた。
6月14日午後9時、リヨン市第9区の地下鉄 Gorge de Loup 駅で、盗難自転車 Vélo’v に乗ってい た20歳の若者が警察に逮捕された。この男は連行された警察署でも反抗し、警察官に暴力をふる った。
6月15日夜、リヨン市第1区 Tolozan 広場に向かってライト無点灯で走っている車を、警察が止 めようとしたところ拒絶した車は警察官らに突っ込み、そのまま赤信号をいくつか無視し、自転車 を撥ねそうになりながら逃走し、最後は Bellecour 広場の柱にぶつかって停車した。運転していた 24歳の男は酒気を帯びており、無免許だった。同乗していた2人は重症を負った。
6月16日午後8時ごろ、リヨン市第1区ペラッシュ駅のトラムトンネルの中を歩いていた21歳 の若者が、2人の何者かに殴られて携帯電話を奪い取られ、犯人達は逃亡した。
6月17日午後8時ごろ、リヨン市第2区にあるパン屋に武器をもった強盗がはいった。この男は 一人で店の中に入り、その日の収入金の入っている小さな金庫を開けさせて中身を奪って逃げた。
6月17日真夜中リヨン市第2区で、捜索願の出ていた Vénissieux 市出身の家出少女を警察が保護 し、家族の待つ自宅へ送ろうとすると突然暴力的に抵抗し、暴言を吐いたのち警察官の足に噛み付 いた。
6月22日朝、リヨン市内で Triumph のオートバイを、Vénissieux 在住の25歳の男が盗み、ナ ンバープレートを見えないように曲げて逃走した。その後警察の検問に止められそうになった際に、 停まらずに突っ込みさらに逃走した。警察がその後も追跡していたところ、転倒したため逮捕され たが、この男は無免許で、さらに酒気を帯びていた。
6月23日昼ごろ、Villeurbanne 市の Roger Salengro 通り 85 にある PMU バーに武器を持った2人 の男が強盗に入りその後逃亡した。被害額は不明。
6月26日午前9時半ごろ、リヨン市第3区の Félix Faure 通りの自転車専用道を走っていた36 歳の女性が、同じ方向(Lacassagne 通り方向)に走っていて右側の自転車専用道に逸れて入りこ んで来たトラックに轢かれて重症を負い、病院に運ばれた。
3 凶悪犯罪事件
6月6日午後2時頃 Villeurbanne 市の Wilson 広場に、黒いヘルメットをかぶった2人の男がスク ーターにのって現れ、そのうちの1人が広場にある軽食堂に座っていた56歳の男性に銃をつきつ け喉に一発、その後背中に二回発砲してそのまま逃亡した。この男性は強盗犯として警察に名を知 られていたが、この暴行のためその後死亡している。
6月13日、アン県の Amberieu en Bugey 市内の宝石店で、4人の強盗が10人の人質をとって 立て篭もった。建物の入り口で宝石店オーナー夫人が店に入るところを、覆面をした男達が銃など を使って脅した。その際に同じ建物の入り口にいた建物の住人10人が人質となり数分間立て篭もったが、宝石店内にすでにいたオーナーが監視カメラでその事実を見た為に警察に通報し、その後 犯人達の逮捕となった。この犯人達はリヨン市郊外出身のすでに前科のある男達で、今回の罪で最 高30年の禁錮重労働の刑が科されることになる可能性がある。
6月13日昼ごろ、Rive de Gier 市内にあるパン屋内で、20台の若い女性従業員が性的暴行の被 害にあった。この女性は店の裏に1人でいた時に何者かに襲われた。犯人は店の裏口から出入りし たようで、店のある道路のテラスには大勢の人がいたが誰も事件には気づかなかった。
6月25日、ドローム県の St Paul Trois Chateaux 市で、女性とその子供達合わせて4人の死体が 見つかり、夫が容疑者として指名手配されている。29歳の妻はその母親の自宅内にてナイフで刺 殺されていたのが発見され、子供達は駐車場にあった父親の車の中で発見された。夫の暴力のため に離婚手続き中で、引越しを繰り返し、母親宅に3人の子供と暮らしていた。近くに住んでいた夫 がその後行方不明になっており、指名手配された。
4 知能犯罪事件
6月5日、警察の交通検問で、58歳のタクシーの運転手がフロントガラスに偽の病人搬送許可書 を張っていたために尋問をうけた。病人搬送のための保険証もなく、タクシー内には催涙ガスやテ ーザー銃、警察の腕章があった。その後、警察が Vénissieux にあるタクシー事務所を家宅捜査した ところ、地域の数病院と県庁から盗んだスタンプ4個がみつかり、これらを使用して社会保険局に 偽の病人搬送請求書を送付していたことが判明した。さらに、この男の Montluel 市の自宅の家宅 調査の際には、引越し会社のトラック、ジェットスキー3台、スクーターなどすべて3月に南仏 Fréjus 市で盗難の届けがでていた物品が見つかった。屋内には貴金属の入った金庫も見つかった。
5 その他
6月11日、イゼール県の Romagnieu 高速道路休憩所で、スイスへ大麻25キロを運ぼうとして いた53歳のスペイン国籍の男が、リヨンの税関史に逮捕された。すぐに出頭して判決が下り、禁 固刑3年と 50 000€の罰金と処された。
ローヌ県地域に、紳士詐欺師、« Max le Suisse » が戻ってきたとのこと。15年以来、この62歳 で白髪に青い眼、日に焼けて見た目は完璧な紳士風の男は、フランス国内でヒッチハイクをしなが ら巧妙な話で人々を魅了し、金を奪っているらしい。この男は教養もあり、話が上手く、人々を魅 了して同情を買い、人々に現金を出させてしまう(2€ の時もあれば 20, 50€、多いときには 100€ 150€)とのこと。Oscar Staub, Max Clausen, Carl Felder や Carl Fasser などの名前を名乗り、 自称スイス・ドイツ人。職業は音楽プロデューサー、人口雪の製造会社社長やエンジニアなどと言 って、自分の娘がフランスで生活している為にフランスにきたが、財布や電話を盗まれてしまった ために、スイス領事館に行くと人々に説明。この男は2009年にすでに捕まり、詐欺で判決をう けているが、結局、人を脅したり暴行、強要したりして金を出させている訳ではない為、刑法上で は罪とならないために釈放されている。男の話を聞いて同情した人々が自発的に金を渡しているこ とになってしまう。
6月13日ごろ、リヨン市第9区在住の18歳の若者の自宅から、大麻16グラムと MDMA(エク スタシー合成麻薬剤)が発見されたため、若者とその48歳の母親が逮捕された。若者は過去一年間 に 30kg の大麻と 30 g の MDMA を入手していたことを白状した。
6月15日には、リヨン市中心のベルクール広場でゲイパレードが午後5時から練り歩いた。その 間に、デモの参加者の同性愛者に対して、侮辱の言動や暴行、つばを吐いたりした13歳から23 歳の若い男女が、警察に逮捕された。
6月18日夜、リヨン市第2区の Jacobins 広場(2年間の工事を終えて6月21日に落成式)で、 彫像の頭部にゴミ袋がかぶせられ、『人口生殖 代理母 反対』と書かれた横断幕がかけられていた。
6月24日、ローヌ県 Villefranche-sur-Saône 市中心で薬物不法取引の調達をしていた二人のリヨ ン在住者を含む14人が逮捕された。この逮捕により、500グラムの大麻とヘロインや合成麻薬 剤、その梱包容器などを押収し、最低でも年間 10 キロのヘロインを流通させていたことが判明した。
6月25日・26日、フランス政府法務省と労働省が共同で行った監査作戦で、ローヌ県でも建設 公共事業の工事現場6カ所とリヨン市内の一時雇用代理店でコントロールが行われた。現場にかか わっていた61社約200人の社員の労働身分が監査され、その内違法労働が13件確認されたが、 そのうちの10件は社員契約の不申告、2件は下請け会社の違法手続きなどであった。一時雇用代 理店の違反行為としては、人件費の安い東ヨーロッパなどから外国人労働者を来させ、一時的に安 い賃金で隠れて働かせる事として知られている。この他にも、安全面での違反行為も確認された。
6 テロなどに関する一般治安情報
特になし。
5.今月の出来事
6月24日、アン県の Bugey にある原子力発電所の五号機の機械室にて火災が発生し、機械が自動 停止した。発電所所長の話によると、火災は非核ゾーンで発生したが、すでに抑制されており、環 境や発電所への悪影響はまったくなく、負傷者もでなかったとのこと。再装填のため二号機・三号 機はすでに予定通り停止していたため、五号機が停止して、稼動しているのは四号機のみとなった が、EDF の話によると、電気の生産量に影響はないとのこと。
6月30日午後、リヨン市第9区のソーヌ河沿いで散歩をしていた家族の若い父親が、水に足を入 れようとして岩から滑り落ち落水、その後川の流れにいかれて溺れたのか詳細は不明だが、そのあ と夜まで捜索されたが見つからず、結局遺体もまだ上がってきていない。妻と娘はショックのため 病院に運ばれた。6月20日にも、Villeurbanne 市の Feyssine 公園内のローヌ河で泳いでいた少 年が1人消息を絶ち、その後見つかっていない。

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